JUGEMテーマ:介護
訪問介護はもちろんのこと、移動支援においてもサービス中は『密室』に近い状態が作り出されます。お出かけ中の事は保護者さんには分かりませんし、ヘルパーさんの仕事を監視する上司もいません。現場のヘルパーさんには大きな裁量が手渡されているわけです。
誰にも見られていない環境では、サービスのクオリティの低下しかねないという問題もありますが、今回注目したいのはこの『密室状態』におけるヘルパーさんの負担の多さです。
裁量が多いという事はそれだけ大きな責任が伴ないますし、問題点をヘルパーさんが抱え込んでしまいやすい環境が出来上がります。サービスに出て、そのまま家に帰って、支援中の悩みを共有できず、どんどん辛くなっていって、介助が嫌になってしまうという事も少なくないのではないでしょうか。
利用者さんとの日々のエピソードなど、ほんの些細なことでも共有できるとできないとでは大きな差があります。事業所は、利用者さん同様、ヘルパーさんにも自身を理解してもらえる環境を用意することが大切だと思います。
定期的なケース会議、日々の活動報告、それに対するサービス担当のレスポンス。日々の雑談からでもサービスの悩みが出てくることもあります。他愛のない会話を気軽にできる事業所は素敵ですね。
気軽に話し合いが出来る環境を作って、ヘルパーさんが『密室』に苦しむことがないような事業所づくりが理想だと思います。
- 2019.12.14 Saturday
- Clamチャンネル
- 14:00
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- by ヘルパースクエアくらんなかもず